NPO法人つなげる

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□「モノと親切の受け渡し」ー 事業のきっかけ

レンタル&シェアの進化版 -モノと親切の受け渡し

 

わたしがふたごじてんしゃ事業を続けてきて感じてきたことがあります。

 

まずはね、主人公のママが2人いるの

1人目のママは、あと1、2年だけでいいから、子ども乗せ自転車が必要だなぁって感じているママ

 

実際に多い事例だけど

「4歳から前座席にいよいよ乗せられなくなったときに『ふたごじてんしゃ』がほしいけれど、法律上は6歳未満までだからまるまる使えても、たったの2年しかない。だったら怖いし不便だけれど、だれもが頑張って使えてるんだから。わたしもわがままをいわずに、2輪自転車での送迎をあと2年頑張ってみよう」

という考えに至る人がいるということ。

だから、「どうしたら使用期間2年以内の人が、子どもの自転車送迎を安心安全に乗れるようになるのかな」って考えるようになりました。

わたしが「ママが安全安心して移動できること」を強く望む理由は、子どもの安全も確保したいから。

安全の確保は結果的に、子どもたちが体験する機会の喪失を避けることができるから。

前後に座るこども達の体重が、自転車の規格よりオーバーするようになり

ママの腕力では2人自転車を支えられなって倒れそうで怖いおもいをしてしまう。

ママにとって、自転車送迎が負担になればなるほど、子どもたちが外でさまざまなことを体験できる機会も減ってしまうんじゃないだろうか。

そんな事が気がかりなんです。

 

そして、2人目の主人公のママは、

「いずれ私が使わなくなった『ふたごじてんしゃ』や『子ども乗せ2輪自転車』を、次の世代で困っている人に使わってほしいな」とおもっているママがいるということ。

貸しだす相手は同じママ同士だから、共通の話題ももてるし、先輩ママとしても支えてあげたいという気持ちがここにあるんだとおもう。

この2人のママの「必要とするひと」と「何かしてあげたいひと」をつなげたいと考えたのが、「レンタル&シェアの進化版 -モノと親切の受け渡し」です。

 

自転車っていう、ただの無機質なモノだけど

きっとここにはお互いの大変さを理解しあえる素敵なつながりが出来ると思います。

そんな想いをつなげるのが、わたしたちの仕事です。

 

 

 

2018年10月15日

中原美智子