多胎育児を支援するつなげるピアサポーター募集中!育児経験をいかしてみませんか?

NPO法人つなげるが
目指す社会

育児を、
みんなで育てよう。

育児は、家庭内でやりきるもの。
そんな世の中の当たり前が、ふたごやみつごを育てる家庭を孤独へと追い込み、育児を困難にしてしまっています。
つなげるは、多胎育児のあり方を変えていく。
ひとりでむずかしいことは、みんなでやろうと提案します。
多胎児家庭同士のつながりをつくり、安心して話ができる場を整える。
一人ひとりの声を聞き支援する。支援を得たママやパパが、やがてサポーターとなり経験を伝えていける仕組みを築く。
私たちが目指すのは、“誰もが命の誕生を当たり前に喜べる社会”です。
それが実現できるまで、ずっと、多胎児家庭のそばに居続けます。

「つなげるピアサポーター」って?

多胎育児の経験を、
ママやパパにつなげる
活動をしています。

同じ境遇を経験した仲間のことをピアと言います。「つなげるピアサポーター」は、みんなが多胎育児経験者。その経験やスキルを活かして、多胎育児に励むママ・パパを支援しています。つなげるでは「ピアサポーター」のことを、愛情をこめて「ピアサポさん」と呼んでいます。今回は、そのピアサポさんを募集しています。

なぜ、
ピアサポさん
必要なの?

いまこの瞬間も、多胎児が生まれ、育児に奮闘している人がいます。多くの多胎児家庭が、幸せと不安、喜びと不便さを感じていることでしょう。そんなママやパパにとって、多胎育児で培ったあなたの経験は、大きなチカラになります。どうか、ピアサポさんになって、そのチカラをかしていただけませんか?経験に新しい「学び」をプラスしながら、一緒に活動しませんか?たくさんの多胎児家庭のために、あなたの経験が必要です。

大切にしている
「基本姿勢」

支援で
大切なことを学ぶ
ピアサポ養成講座」。

ピアサポさんのスタートは「ピアサポ養成講座」から。そこでは、つなげるピアサポーターとして活動するために、私たちが大切にする4つの「基本姿勢」を知っていただきます。

活動の柱となる4つの「基本姿勢」

  1. 共感
  2. エンパワ
    メント
  3. 自己決定の
    尊重
  4. 対等な
    関係

ママやパパと信頼関係を
築くための「傾聴」。

多胎育児をする中で、多くの方が「誰かに相談したくても理解されなかった」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。だからこそ、「基本姿勢」に加えて、「傾聴」を大切にしています。

「傾聴」について学びを深める。

話を聴くことの効果や難しさを知るため、ロールプレイングを実施。多胎育児経験者同士のロールプレイングでは、住んでいる場所や育児環境が異なっていても、ピアならでは共感が生まれます。笑いあり涙ありの2時間30分の「ピアサポ養成講座」で、ピアサポさんとしての一歩を踏み出してみませんか?

ピアサポさんって
なにするの?

傾聴」を大切に、
さまざまな支援を
行います。

「ピアサポ養成講座」で学んでいただいた後は、さまざまなサービスを通じた支援を行います。
どんな支援でも、基本的に「傾聴」することがピアサポさんの大きな役割になります。

支援サービスごとの活動

ふたごのへや
ふたごのへや
(LINEオープンチャット)/
ふたごのいえ
(有料会員限定ルーム)
見守り

多胎児家庭がオンラインでつながれて、育児の相談ができるコミュニティ(ふたごのへや・ふたごのいえ)を提供しています。ピアサポさんは、コミュニティ内でのトークを見守り、気になった投稿があればピアサポ同士でフォローの仕方を考えて、サポートします。

ふたごのひろば
ふたごのひろば
(バーチャル空間oVice)
来場者への
フォロー

スマホ・PCで気軽におしゃべりできるバーチャル空間「oVice」を使ったサービスを提供しています。そこでのピアサポさんの支援イメージは、リアルな子育て広場でのスタッフと同じ。来場者へ適宜声掛けをしたり、相談に乗ります。

「oVice」の使用イメージ
おしゃべりのへや
おしゃべりのへや(zoom)話題提供

Web会議ツールのzoomを使い、テーマごとにトークができるイベントを開催。ピアサポさんは、そこでのトークテーマなどを考えて実施します。講座のような形式ではなく、参加者のみなさんがテーマに沿ってトークできるように進行をする役割も担います。

  • 開催実施例
  • 発達が気になる子の育児どうしてる?
  • 三つ子の子育てあれこれ~ラジオ風~
  • 海外育児を語ろう

募集要項

NPO法人つなげるで活動できる
「つなげるピアサポーター」を募集。

いずれも、つなげる内での活動は無償となっております。
助成金を獲得することもあり、時期によっては謝金をお支払いすることができます。

応募種

つなげる会員

年会費 5,000円

~お手伝いしてみたいけど、
どこから…そんな方、
こちらでお待ちしています ~

  • 多胎児のママパパであること(公式LINEの多胎家庭登録されていること)
  • つなげる団体説明会の参加が完了していること

応募種

つなげる
ピアサポーター

つなげる会員であることが必須要件

~ひろく関わっていきたい!
そんな方、こちらでお待ちしています~

  • つなげるピアサポーター養成講座の受講が必須となります
  • 研修動画の視聴とレポート提出が必要となります
  • スマホやPCを活用し、オンラインコミュニティの運営をフォローしていただきます
  • 支援活動全般の中から、相談の上ご活躍の場をお任せします

注意事項

  • 自身の営利目的/集客やマーケティング目的の活動は禁止とします。
  • 秘密保持誓約書(NDA)の締結があります。
  • つなげる会員の年会費は、毎年9月にお支払いいただきます。(8月入会であっても、9月に翌年度分の支払いが必要です)

先輩ピアサポの声

つなげるピアサポーター nana

nana
つなげるピアサポーター

私たちは、誰かにちゃんと
見えてるのかな

ちょうど2年前、外に干しっぱなしになっている小さな洗濯物をぼーっと眺めながら、私が思わず呟いた言葉でした。私はいま、3歳2ヶ月のふたごの女の子を育てています。この3年は、まさに怒涛の日々。里帰り出産を経た私を待っていたのは、想像していたよりもずっと孤独なワンオペ育児でした。
外出もままならず、引きこもりがちになる日々に、まるで自分たちが社会と断絶されてしまったような気持ちを抱えていました。まるでそれは、自分たちの存在が透明になったかのような感覚。夜に帰宅する主人以外とはリアルに話すことがない日々の中で、小さな2つの命が自分1人に委ねられていると思うと、不安で不安で、ふたごが泣く横で崩れるように嗚咽することも何度もありました。ときにはまだ言葉もわからない子どもたちに怒鳴り散らすことも・・・。私の心の中は、孤独感でいっぱいで悲鳴をあげていました。

前を向いた先にある笑顔

でも、私はそんな「つながれない世界」にいたからこそ、いまは「つながれる場所」に寄り添いたいと思っています。いつも心にあるのは、透明だった日々と、そんな中にも確実にあったママを見上げるふたごの笑顔です。自分だけじゃない。1人じゃないと思えると、顔を上げられる。前を向いた先には、二度と返ってこない子どもたちとの愛おしい日々があることに気づくことができる。誰か1人でも自分の気持ちを受け止めてくれるだけで、孤独が和らぐ。孤独が和らぐことで、目の前にいる我が子を愛おしく見つめることができるんじゃないかな。そんな風に思っています。そんなお手伝いができたら・・・との思いで、昨年、自分の住む東京都板橋区で「ふたごの森」という多胎コミュニティを始めました。

全国の多胎ママがつながれる
場所で、
大切にしたいこと

多胎児家庭は少数派ゆえに出会う機会が少なく、特有の悩みもあるため、情報や心のつながりが不足しがちだと感じています。私もまだまだ、日々の育児の悩みはつきません。でも、だからこそ、同士としてその悩みを共有し寄り添うことができたら。あの日々を経験したからこそ、もしかしたら私にできることがあるのではないかなと思っています。そして、自分を含めて、その人がその人らしく育児ができたら、嵐のように過ぎていく多胎育児がとてもステキな時間になるのではないかなと思います。
どうか、地域での活動やふたごのへや、ふたごのいえが、ママ・パパにとって「この場所があるから大丈夫」と思えるようなお守りのような存在になりますように。そんな思いでサポーターになりました。多胎育児の悩みも、多胎育児ならではの喜びも、共有できたらとても幸せです。多胎育児の日々にたくさんの彩りが生まれ、それを愛おしく感じられますように。

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つなげるピアサポーター あさみ

あさみ
つなげるピアサポーター

わたしの多胎育児経験を
振り返って

ふたご妊娠がわかった日から、何がわからないかもわからないくらい、わからないことだらけ。予定していた里帰り出産もできずに出産まで2ヶ月半に及ぶ入院。産後も子どもたちはNICU-GCUに入院したり、子どもの退院後は誰も頼れずワンオペ育児。最初のうちは「とにかく子どもたちを生かす、大きくすること」に必死で、楽しいとか、かわいいとか、つらいとか、そんな自分の感情すらわからないくらいでした。
育児にも少し慣れてきた頃に、お友達に誘われて行ったこども館では、ほかのママたちがママ同士おしゃべりしている中、私はふたごの相手で余裕がなくて馴染むこともできず、その後はしばらく行けませんでした。その後も、トイトレ、イヤイヤなどぶち当たる壁はさまざまありましたが、「心配かけてはいけない」「迷惑かけてはいけない」と思って、夫にも親にも外部の人にも、実際の支援の面でも、精神的な面でも、誰にも頼ることができませんでした。虐待のニュースが流れるたびに、自分もいつそちら側になるか、紙一重のところにいると思っていました。
唯一、ふたごサークルは気持ちがわかり合えて心の支えになっていたと思います。でも、どの過程においても、きちんとしなければという親としての責任感と、その裏腹の不安やなんとも言えない恐怖、孤独と戦っていたように、いまとなっては思います。

ピアサポになりたいと思った
きっかけ

ふたごが年少のとき、とあることから児童相談所に虐待通報されたことがあります。これまで一生懸命やってきたことをすべて否定されたような気がしてすごくショックでしたが、夫にも誰にも話すことができずとても苦しい日々を過ごしました。少しして、思い切って市の育児相談で初めてふたご育児について相談し、虐待通報されたことも話しました。そのとき「今まで一人で頑張ってきたんですね。大丈夫。子どもたちを見れば虐待してないことも、お母さんがすごく頑張ってきたのもわかるよ。」と保健師さんに言ってもらい、すごく心が救われました。
身内だからこそなかなか話しにくいことも、他人だから話せるということがある。そしてそれを受け入れてもらえることで心が軽くなる。きっと私がこれまで一人で抱え込んできたものを、同じように一人で抱え込んでいる人がいるんじゃないか。私がその保健師さんに心救われたように、私もそういう人たちの気持ちを軽くしてあげられる存在になりたい。そう思っていた時にピアサポという存在を教えてもらいました。そこにはまさに私が思っていたことが書かれていて、「これだ!」と思いピアサポになりたいと思いました。

ふたご育児が
「こうなったら嬉しいな」と
思い描いていること

とにかく多胎育児は一人で抱え込むものではないと思います。子どもはみんなで育てるもの。一人で抱え込んでいる人がいたら、何も言わず手を差し出すのが当たり前の世の中になってほしい。「助けてほしい」ということをためらわず言える世の中になってほしい。ふたごを妊娠したことを後悔するのではなく、「ふたごを妊娠したからこんなにいいことがあったよ!」と笑顔で話せる環境が整ったらいいなぁと思っています。

実際の活動や、
こんな活動がしたいなと
思っていること

私が経験したことや感情を少しでも発信することで、いま同じような状況にある人たちの心を軽くできたらいいなぁと思っています。そして、不安や孤独を感じているママやパパたちの心に寄り添い、一緒に親として成長していきたいと思っています。

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