NPO法人つなげる

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■ 上手にお願いをする方法

「しんかりおん ごひゃく たいぷ えば がほしい」

家に帰るなり、呪文のような言葉をたまにかけられます。

 

なにをいってるんだ、という表情をきっと察知しているのでしょう

「これだよこれ!」

と、なんで知らんねんとばりに、雑誌の広告ページを指差し、

あーなるほど、新しいおもちゃが出たのかと共通理解が生まれます。

 

「あした しごとやすみ?」「うん、お休みだよ」「じゃあ あした かいにいこうよ」

相手のスケジュールが空いているのを確認後、早速交渉に入ります。

 

この前買ったばかり、明日は雨だ、たくさんおもちゃ持ってるやん、

買わない理由ばかりを考えるぼく。

「いやだ いやだ あしたかいたい どーやったらかってくれるの?」

できる可能性を模索し、両者が歩み寄れるポイントを協議します。

 

妹にいじわるしなかったら、ママのお手伝いたくさんしてくれたら、

誕生日が来たら、クリスマスにサンタさんにお願いしよう、

買いたくない側から妥協点を提案させます。

 

「わかった いいこにしてる おたんじょうびに かってね」

いい子にしてたらね、という条件を明確にし、

誕生日という期日もはっきりさせ、商談終了です。

 

ここから怒涛のリマインド攻撃

「これはやくほしーな たんじょうびだよね」

「きょうは なかやくあそんだよ」

約束を忘れさせない、自分は約束を守ってると猛アピールです。

 

ぼくの身近にいる優秀?な営業マンの手口です。

彼の手口を整理してみます。

① お願いすることが明確である

② 必要な情報をわかりやすく見せる

③ 相手の状況を把握する

④ もっとも理想的な提案をする

⑤ どうすればできるかを相手から提示させる

⑥ 決定事項の確認とリマインドを怠らない

‥‥なるほど。

 

このNPOつなげるの活動では、いろいろな人にお願いする場面が出てきます。

知恵を借りたい、手を借りたい、足を借りたい、

お金をください、時間をください、あなた自身を提供してほしい‥‥

 

何か協力できることがありますか、と声をいただいたときに、最大限に甘えられるように。

 

いま、具体的にやりたいこと、足りていないことを整理しています。

10月には、なんらかのかたちでみなさんに共有します。

 

2018年9月30日

専務理事 大野祐一