【#非当事者から見える景色】外部への発信
2021.06.18
こんにちは、大野です。前回は、『タテとヨコのつながりを意識していく』というテーマでブログを書きました。今回は、外部への発信というテーマでお話したいと思います。
NPO法人、まだまだ怪しい!?
日本にあるNPO法人っていくつあると思います?きちんと法人格を持っている団体です。そして、ぼくたちが普段関わっている中で、株式会社ではない法人格を持っている団体ってパッと思い浮かびます?日本では、約1,000もの新しいNPO法人がここ数年誕生はしているものの、総数は50,000であまり変わりがない状況が続いています。
NPO法人という団体になるためには、定められた20種類の分野に該当する活動であり、不特定かつ多数のものに利益を寄与することを目的にしなければなりません。そして非営利であることです。法人規模の大小問わず、事業報告・会計報告を義務付けられていて、情報開示がなされている法人格だからこそ、「透明性が高い」って言われるのですが、実態としては「非営利って何、よくわからん」というのが街の声だという認識です。
手前味噌ですが・・・
NPO法人つなげるの活動ベースはオンラインです。当たり前ですが、そこに参加する人にはしっかりと活動を見せることができます。しかしながら、街中でやっているイベントなどと違って、たまたま通りかかった人がのぞき込めるような場所ではないです。オンラインって、オープンな気がするけれど、けっこうクローズドな活動だよなって最近思います。
「別に、知る人ぞ知るでもいいんじゃないの?」って話もあるかもしれません。ここで、NPO法人として活動していくときの葛藤がある気がします。
双子・三つ子(多胎)の育児環境には課題が山積みで、その第一歩目として「ふたごのへや」などのオンラインコミュニティ運営は、いまの時代だからこそできる仕組みでもあり、求められている場所だと思っています。口コミで広がっていって、入会する人・退会する人もいるけれど、コミュニティの中身だけ見ると、うまく回っています。(もちろん、あれもしたい・これもしたい、っていう改善ポイントは常にあるけれど)
サービスを受ける人(=多胎ママパパ)にとっての仕組みは構築できている。じゃあ、サービスを提供する人(=NPO法人つなげる・ピアサポさん)にとっての仕組みはできているの?っていう部分で悩ましいことが多いです。無償ボランティアで、時間があるときだけやってもらえるような仕組みになるのか。それとも、謝金・報酬制度が整った上で、仕事としてお願いできる仕組みになるのか。
どんな仕組みにするかは正直まだわからないけれど、確かなことがあります。それは、自分たちの活動を、自分たちで、外部に発信していく必要があるんだろうなって。
もっと、自分たちの活動を謙虚に自画自賛していけたらなって、ことを最近考えています。(うぬぼれには要注意)