NPO法人つなげる

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2週間の総額:11,296,730円の内訳

□ 48,000本を、440名の方々にお届け!

この2週間、ふたご・みつごなど多胎家庭に向けて、こんな活動をやっていました。5月15日から申し込みを開始して、5月25日に全数の申し込みに到達しました。早いのか遅いのかまったく判断基準がなくわからないのですが、最低目標である全数をお届けできることになり、ほっと胸をなでおろしているところです。

いろいろなことを振り返ると超絶長文になるので、まずは数字の報告。(むだに数字を多発しますが、ご了承ください)

48,000本を江崎グリコさんからお預かりしました。賞味期限が、2020年6月6日までという制限がある中で、申込者ひとりからの最大申込本数を360本とルールを決めて、5月15日から申し込みを開始しました。

のべ、466名からの申し込みがありました。そのうち、キャンセル・重複の方が、26名です。よって、440名の方にお届けしています。そして、414名の方が0歳のこどもたちを抱えるご家庭でした。約1万人のママが多胎児を出産するという数字があります。なので、2019年5月~2020年4月までに多胎児ママになった4%の方にお届けしたという計算になります。

お届けできた地域でいうと、41都道府県。(なんと、北海道も沖縄もあります)最多は大阪府(82名)、次いで東京都(72名)です。おひとり平均114本のお申し込み。生後1か月くらいで120mlを1日6回飲むという記事を見つけたのでこれを参照すると、1本125mlの液体ミルクのため114回分のミルク。ふたごだからそれぞれ57回分。ということは約10日分のミルクをお届けたことになります。(これで、440名のママたちの負担が少しでも軽減されていることを祈るばかりです)

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□ 商品代+資材費+人件費+送料=11,296,730円

いっぽうでお金の話です。12本入り1ケースが2、592円(税込)です。48、000本を江崎グリコさんにご寄付いただけたということは、4、000ケース×2、592円なので、10,368,000円です。急に桁が大きく変わって自分でもびっくり。ほー、1千万円を超える額になるんですね。ひとりのお申込者でいうと、平均114本なので24、624円相当の液体ミルクを届けることができました。

じゃあ今回かかった費用が、液体ミルクの商品代だけかというとそうではありません。①申込者自身にご負担いただいた送料、②梱包等にかかった資材費用、③荷下ろし・梱包に要した人件費、④申込・問い合わせに対応した人件費です。(厳密にいうと、江崎グリコさんから商品を送っていただいた送料もありますが、その費用はよくわからないので割愛)

①申込者自身がご負担いただいた送料=772,350円

ヤマト運輸さんのHPに記載されてある金額をベースに算出すると、総額:772,350円です。

②梱包等にかかった資材費用=79,680円

プチプチ・段ボール・緩衝用の紙・ガムテープ・セロハンテープ(これらを買い付けるために使用した車の駐車場代やガソリン代も)を含めています。ざっくりいうと、プチプチは42mを8本、段ボールを300箱、緩衝用の紙を1000枚入り3束、ガムテープ25m巻きを30本(事務所受取の方が、いくつかガムテープを差し入れてくれたので使用量はこれ以上)を購入しています。それらの総額:79,680円です。

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③荷下ろし・梱包+④申込・問い合わせの人件費=76,700円(ミニマム)

総所要時間でいうと、荷下ろし:6.7時間、梱包:約40時間、問い合わせ対応:約30時間ほどかかっています。時給1000円換算とするならば、総額:76,700円です。

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600ケースを降ろすのに2人がかりで約30分かかっています。(倉庫ではなく、ふつうの事務所にバラバラで台車を使って運び入れているためとても大変でした。そして、今回はいっしょに手作業で降ろしてくれた運転手の費用はノーカウント)4000ケースを降ろすのに、約200分×2人となります。400分≒6.7時間ということは、6、700円の人件費です。

 

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また、梱包もけっこう時間がかかっています。プチプチを所定の長さに切る、段ボールのそこにガムテープを貼る、6ケースずつ中に入れる、緩衝材を入れる、液体ミルクの説明書等のチラシを同封する、箱を閉じる、ヤマトさんの伝票を印刷する、印刷した伝票を貼るなどの作業を、段ボール+簡易包装を合計すると計572セット作っています。1セット約5分くらい時間がかかります。

 

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そして、正直甘く見ていたのが問い合わせ対応です。今回はフォームズという問い合わせシステムを使用しました。48,000本やひとり360本という制限を設けている中で、それらがオーバーしないかのチェックや重複・キャンセル、そもそもどうやって申し込んだらいいのかの問い合わせ、申し込み内容の変更、負担費用の決済確認などなど。パソコンの前から、5月15日・16日はほとんど離れることができなかったです。(その分、梱包作業はもうひとりのスタッフにまかせっきり)

 

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と、長く書きましたが、購入品(②)+マンパワー(③④)で156,380円です。

そのうち、段ボール等の購入品費用+梱包作業費用を申込者に負担いただいています。その総額:149,500円です。なんか数字だけで見るとトントンな気がしまいますが、今回集まったスタッフはとても時給1000円のアルバイトレベルのスタッフではないです。正直、こういう人にかかるお金の換算がとてもむずかしいと個人的には思うのですが、仮に5人のバイトを1週間雇ってこれをやりきれるかと聞かれたら100%できないと答えます。

じぶんも含めて、仲間たちのことを評価するのは気恥ずかしいですが、このメンバーはどんな職場・環境でも輝くことができるメンバーです。よって、時給1000円で雇えるメンバーでは決してないです。それだけは強くはっきりここに書き記しておきます。

 

□ 関わったすべての人に「ありがとう」

何はともあれ、48,000本という数字を積み上げました。その中には、いろいろな数字で表現できる部分もあるし、数字で表現しきれない部分もたくさんあります。

明確にわかっていることと言えば、ひとりではできなかった・1団体だけではできなかったということです。

今回、情報を拡散するにあたり、5月14日時点で76名の方に協力要請をしました。76名の方々が日々積み上げてきた人とのつながりを起点として、人が人を呼び、440名の方々からのお申し込みになりました。また、申し込まなかった人も、申し込めなかった人も、申し込んだ人も、それぞれに情報拡散をしてもらっています。感謝でいっぱいです。

そして、何よりも江崎グリコさんの液体ミルクアイクレオ、ヤマト運輸さんの配送、各資材メーカー・小売店の存在がなければ、今回の応援物資支援は成り立ちませんでした。ここに携わっているすべての人に感謝します。

 

 

NPO法人つなげるは、今回築き上げることが出来たいろいろなご縁をしっかりと活かしながら、事業運営をしていきます。「命の誕生を当たり前に喜ぶ」「育児を、みんなで育てる」といった言葉をキーワードに活動をしてまいります。

どうか、こういった活動が継続できるように、末永く応援いただければと思います。そしてそして、ご寄付で活動の支援をいただけますと、大変うれしいです。

 

2020年5月27日
NPO法人つなげる 専務理事

大野祐一