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【ふたごつなげるカーニバル】上の子2人、問題なく育ててきたのに、なぜ…

双子が産まれたとき、当然のように母乳育児ができると思っていました。上の子2人、ほぼ母乳で育ててきたこともあり、心配もしていませんでした。

しかし、産まれてきた双子はあまりにも小さく、授乳のため乳首を咥えさせようとしても口が小さく咥えられず、体力がないので常に寝ているので起こそうとしても起きてくれない、やっとのことで起きてくれたとしても、いざ授乳を始めるとすぐ寝てしまう…そんなことの連続でした。

母乳は諦め、哺乳瓶を使おうと試みましたが、産院で使っていたものと違うのか、咥えることも難しく哺乳までいきませんでした。メーカーを変えたり、産院で使ってたものを取り寄せたりもしましたが、どんどん哺乳力が弱くなっているのか効果はありませんでした。毎日哺乳量を増やして体重を増やしていかなきゃいけないのに、哺乳ができないためにどんどん弱っていっているような気がしていました。

上の子2人、問題なく育ててきたのに、なぜ…という気持ちもありました。

毎日、授乳のたびに泣いていました。母乳もミルクも飲めないので、24時間、常に授乳タイムでした。

心も身体も限界のとき、助けてくれた人がいました。近所に助産師さんを仕事にしているママさんが住んでいました。そこで、家に来てもらい授乳相談をしたのです。そのときにママさんが「ここまで頑張ったね。安心して任せてね。」と言ってくれました。

それまで、授乳ができなくてこのまま弱ってしまうんじゃないかと不安で不安で、常に気を張っている状態でした。そこに、ママさんからの一言で一気に緊張の糸が切れて、大泣きしたのを覚えています。このママさんには、寝ている子の起こし方や、その子の口の形に合った授乳方法について教えてもらいました。

結果的にその後、大幅な体重減少と黄疸が強く出てしまい入院となってしまいましたが、もっと早くに助産師さんや授乳サポートしてくれるところへヘルプを出していたら、ここまで弱ってしまうことはなかったのに…と今でも考えてしまいます。

授乳サポートなどの産後ケアは、自治体によって様々かもしれませんが、助産師は必ずいます。

多胎児の授乳で悩む方、たくさんいると思います。そのときは、自分で頑張らずにプロの手を借りてみてください。多くのご家庭に、産後ケアが行き届くことを願っています。

 

つなげるピアサポーター まりこ
(3歳男の子の双子、8歳長男、5歳次男)

 

【申込開始】4/10 ふたごつなげるカーニバル2021 @東京都大田区