NPO法人つなげる

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【#非当事者から見える景色】”つなげる”に込めた想い

2021.03.26

B.理事ブログ

こんにちは、NPO法人つなげるの大野祐一です。ぼくは、双子の親ではなく、3歳差の男の子・女の子を持つ2児のパパです。『多胎支援』にいる非当事者の目線で、NPO法人つなげるが持つこだわり・想いを書き連ねていきます。

 

『多胎支援』は勉強中

2018年6月に、NPO法人つなげるは誕生した。当時『多胎支援』への理解はほとんどなかった。代表の中原さんと関わり始めたのが、2016年10月。

ふたごじてんしゃ(日本で唯一の4歳以上の子供を2人同時に乗せることができる自転車)の活動に関わり、双子を連れたご家族と試乗会でたくさん会い、お出かけしづらいという実態、年齢が同じ2人を同時に育てていくことの大変さを、少しずつ教えてもらってた。

けれど、『多胎支援』がなんたるかはよくわかってなかった。いまももちろん勉強中。

 

とても気に入っている名前

NPO法人つなげるの名前にこだわったのはぼく。よく「つながるさん」「つなぐさん」って間違えられることが多いけど、ぼくたちは「つなげるです」。

もともと候補の名前としては、双子・多胎・支援、といった言葉が並んでいたんだけれど、中原さんの想いとして、多胎だけじゃなくて、『育児で困っているいろんな人に手を差し伸べられるようになりたい』という想いをずっと聞いていたからこそ、名前から限定的な支援が対象だと感じてもらいたくなかった。

いま思えば、「これがいい」ってなんでそんなに押し通したのか、そもそもなんでお前やねんってツッコミを自らいれてしまいそうなんだけど、僕自身はとても気に入っている名前。

 

「つなぎ役」としての役割

日本語の研究者でもなんでもないんだけれど、「つなぐ」よりも「つなげる」のほうが、ぼくたちの活動には言葉が適していると感じている。

「つなぐ」だと2人の顔しか見えないけれど、「つなげる」だと3人の顔が見える、のはぼくだけだろうか?何かと何かを「つなげる」、そこには「つなぎ役」としての第3者がいる気がしていて、その役割がぼくたちNPO法人つなげるだと思う。

遠くない将来に、セオリーオブチェンジ(以降、TOC)の報告をするのだけれど、そこでも『多胎支援』の問題として認識されているのは、孤立や無知といったものだ。

孤立を防ぐためには「つながり」をつくる活動が必要不可欠だし、いろんな機関が「つながって」いかなければ無知は解消されていかない。でも、そんな「つながり」の線が細いというのが、『多胎支援』の現状だと思う。

子育て支援の活動はたくさんあるし、多胎支援の研究や活動も長年続いている。けれど、多胎育児の環境がドラスティックに改善されていっているかというと、非当事者からはそうは思わない。

世の中に有効活用し切っていない資源はたくさんある。連携関係ができれば、手を差し伸べることができる多胎育児家庭も少なくないと思う。

NPO法人つなげるは、ぼくたちが構築するサービスを提供するだけではなく、関係機関の提供するサービスにつなげたり、過去・現在・未来の多胎育児のノウハウをきちんとつなげていったり、いろんな「つなげる」を実現していく。

そのことを宣言しているのが、この「つなげる」という名前だということを、知ってもらいたい。

 

2021年3月25日
大野 祐一