【活動報告】スキルアップ講座『(多胎家庭支援者向け)ピアサポーターのためのロールプレイング』
2021.05.15
5月11日 (火) 13:30~14:30
スキルアップ講座『(多胎家庭支援者向け)ピアサポーターのためのロールプレイング』を開催しました。
「双子や三つ子ちゃんのママのお話をちゃんと聞いてあげたいな」
あなたの経験を活かすために、聞くから「聴く」を学びませんか?
今日あつまってくれたのは、4名のつなげるピアサポーターさんでした。
多胎ママ向けの傾聴ロープレでは、相談者(多胎ママ)役は自分自身の育児の振り返りをかねて話すことって多いですよね。
そして、ピア(聴かせていただく)役も、自分の育児経験をもとにイメージしながら聴かせてもらうことになるかと思います。
この進め方はテーマが身近であるため、ピア役はより相談者に寄り添って聴くことができているように感じると思います。
でもこれって、ちょっと危険だなってわたしは思うのです。
「似ている」「その辛さわかるわ」という似た境遇にあるピアの対応は、相談者にとって共感してもらえたと感じ、心地よい時間が流れると思います。
この似た境遇であるという免罪符のような立場は、時としてピアの一方的な思い込みを助長してしまい、きちんと「聴く」ということをおろそかにしてしまうこともあるのです。
一方で、自分とあまりにも違った相手を前にしたとき「あなたは恵まれているじゃないの?」「あなたの苦労や悲しみは、xxxxじゃないのかしら」と、ムクムクと自分の中に何かよくないものを育ててしまような感覚に襲われるかもしれないのです。
今回のロープレでは、このような「似た境遇」のメリットデメリットに気付いてもらえるような時間にしようと考え、あえて「ピアにはなりえないテーマ」でロープレを楽しんでもらいました。
ピアにはなりえないので、みなさんすごく頭をフル回転しながら、どうすれば話がきけるのか、どうすれば相手がみている景色がみれるのかを考えながら、よい質問をし耳を傾けくれました。
いろんな気付きがあった1時間。
当分は、このテーマでつづけるので、よかったらつなげるピアサポーターのみなさんだけでなく、ふたごのいえのママパパもご参加くださいね。
聴くってほんと深いですよね。
失敗もおおく、まだまだ修行中の中原からの報告でした!
※写真がなくてごめんなさい!
(担当:中原)