【#非当事者から見える景色】みんな自身のピアとしての活動ができる環境に
2021.05.28
こんにちは、大野です。前回は、『無料提供に感謝を忘れずにいたい』というテーマでブログを書きました。今回は、NPO法人という法人格の中で、「多胎支援」に関わっているというのはどういうことだろいうというテーマで話したいと思います。
つなげるピアサポーターとは
NPO法人つなげるで実施しているピアサポーター養成講座では、「つなげるピアサポーターとして活動するということは」という部分も説明をしている。自発性・自主性・主体性、新規性・先駆性、社会性・公共性、報酬の有無に関わらない活動、といったことを伝えてて。それらも理解した上で、NPO法人つなげるで仲間になって活動を共にしているメンバーが、すでに30人ほど。(近々、つなげるピアサポ1周年イベントもあります)
それぞれが家庭に戻ればひとりのママだし、つなげるの中ではピアサポーターだし、その他にもいろんな場面でいろんな役割をされている方で、いろいろな想い・考え方を持って、つなげるピアサポーターとして活動している。そういったいろいろな人が、いろいろな形で交流できる場所があるのも、多胎支援の中では必要なことだろうと思う。
そして、さらに「こんな活動がしたい」「こんな問題・課題を解決したい」と思い、実際に行動ができる人がチャレンジ・試行錯誤し、多胎環境がより良くなるための活動を推進していく場所でもある。もちろん、いきなりいろいろな資源が必要になるような活動には、それ相応の準備が必要だったり、場合によってはストップすることもあるかもだけど、基本的にはGO!という姿勢であるのは間違いない。
NPO法人での活動とは
NPO法人とは何か。営利を第一目的としない。社会課題を自ら解決していく。未だ制度化されていない多様な新しい社会ニーズに取り組む。といったような言葉で表現される説明をよく見るのだが、いちばんしっくりくるのは、「市民が行う自由な社会貢献活動」という言葉。
キーワードは「自由な」という部分な気がする。自由な活動というのは、誰かに与えられる活動をしていくということではなくて、自らの意思や考えに従った活動だということ。なので、自発性・自主性・主体性という言葉が物凄く、NPO法人の活動としてマッチしている。
それぞれが感じる社会問題・課題に取り組むうえで、所属しているNPO法人の方針が異なれば、別のNPO法人で活動をする・もしくは自分で設立する・NPO法人ではない法人格の組織に所属して活動するなど、した方が良い。やはりひとつのグループとして、活動の方針というのがあるので、法人内でなんでもしていいという意味の自由ではなく。あくまでも、自分自身にとって自由な社会貢献活動をしていくために、どこで・どんなふうに活動をするのかは、常に考えるべきなのかもしれない。
つなげるピアサポーターの人数はどんどん増えてくるけれど、それぞれがそれぞれのやりたい活動ができるようになればなるほど、多胎支援の活性化・環境改善が進んでいくんだろうなと思う。