【#非当事者から見える景色】タテとヨコのつながりを意識していく
2021.06.11
こんにちは、大野です。前回は、『法人格といろんな助成制度』というテーマでブログを書きました。今回は、タテとヨコのつながりというテーマでお話したいと思います。
「タテ」と「ヨコ」の定義
タテとヨコのつながりと聞いて何をイメージする?組織のなかにいると、上司と部下と同僚みたいなイメージだけど、ここでは「タテ=未来と過去」「ヨコ=現在」という風に定義。
なんでこういう話をするかというと、先日NPO法人つなげるは、日本多胎支援協会の法人賛助会員として登録したから。これは、ここでいう「タテ」と「ヨコ」の連携がしやすくなればいいなという理事会としての決定事項。今後も、必要な団体といろんな連携もしていく。
多胎支援に限らず、地理的にいうとあまり広くない日本において、子育て環境というのは地域差があるのかなと個人的に思う。地域資源サービスにも、スキルと経験値の差はつきもので、ひどい場合には、同じ地域でも担当者ごとに差があったりもするんじゃないかなって。
「タテ」と「ヨコ」のスムーズな情報連携
育児家庭の引っ越し、担当者の離職、スキル・マインドセットの違い、を無くして、日本どこにいても同じサービスが受けれるようにしたいというわけではなくて、「地域間」「担当者間」で情報連携がスムーズになればいいなと思う。もちろんそこには、ノウハウの蓄積があるものなので、「過去と現在と未来」においての情報連携もスムーズにしたい。
「せっかくママ友ができたのに引っ越さないといけない、引っ越し先での生活が不安だ」「なんでも相談できる保健師さんと出会えたのに、その人は離職するらしい、誰に相談すればいいんだろう」と、地域間の連携だったり、担当者間の引継ぎだったり、イチ団体としてすべてに関与できないのは重々承知だけれど。ぼくたちから連携する先には、きちんと情報連携がスムーズにできる体制を整えておきたいし、相手からの情報連携に不足がないようにキチンとコミュニケーションとれる団体でもありたい。
すごく小さな積み重ねなのかもしれないけれど、オンラインでの多胎支援から、地域資源・地域多胎支援団体へのバトンタッチを丁寧にしていって、そのノウハウをしっかりと発信していく。まずは多胎の育児環境から「タテ」「ヨコ」連携が改善されて、育児全体にスムーズな情報連携体制が整っていけばいいなって、思う。