NPO法人つなげる

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【#非当事者から見える景色】自分たちの活動を、自分たちで認めよう

こんにちは、大野です。前回は、『外部への発信』というテーマでブログを書きました。今回は、自分たちの活動を自分たちで認めるというテーマでお話したいと思います。

 

 

法人格が違うだけで、活動コストは株式会社と変わらない

(この下の文章を読む前でも後でも、上記のYouTube動画を見てもらえたらなと思うのですが)NPO法人つなげるはその名の通り非営利活動法人です。収益面ではとても厳しく、寄付金・助成金・補助金を得ながら活動を続けてきています。関わる多胎児家庭の数は、数千名規模にはなっており、去年の今頃からは10倍近くになっていますが、資金面では2倍にも及びません。

当然のことながら、関わる人の数が10倍になるのであれば、運営するコストもそれに比例して増えてきます。事務的なことをやりたくないという意味ではありません。規模が大きくなると、事務的な作業のボリュームも増加しているよという、至極当然なことを言いたいだけです。

事務的なことに加えて、いろんな人・団体に協力をお願いしたり、勉強しに行ったりという活動もあります。営利企業でいうところの開発費や研修費です。そういったコストもどんどん増えてきます。規模が大きくなり、事業の目標を達成するためには、必要なコストです。

けれど、ここにはなかなか資金を充てることができず、どうしても手弁当での活動になってしまいます。

 

自分たちの活動を、自分たちで認める

けれど、これは手弁当で当然の活動だから、しょうがないとはなりたくなくて。非営利活動法人だからといって、使っていい活動コストに制限があるわけではないんです。単純に、困っている人に届けるための寄付だとか、税金から捻出している補助金だとか、目に見える社会貢献活動に充てるための助成金だとか、資金提供をしてくださる提供元から制約を受けているだけに過ぎません。

自分たちがやっている活動に対して、預からせてもらっている大切な資金ですから、当然そういった方々の意向を尊重した資金の活用をしていきます。

けれど、上記の動画を見ていると、より事業規模を拡大するために、内部研修や投資・運営費に充当すると波風が立ってくるんだろうなと、推測されます。「もっと、困っている人たちのために使ったらどうなのか」と。いやいや、そのためによりパワーをつけるための必要経費であり、重要な活動の一部なのに、なんでそんな表面的な理解をされないんだろうと。

それを防ぐためにも、もっと自分たちの活動を透明化・見える化して、その活動がどんな風に困っている人たちに還元されるのかを見せていかなければいけないんだろうなって感じます。

報酬になっていないから、人様に説明できる活動ではない、ということではなくて。自分が関わることがとても意味のあることだと、自分たちで認めて、それをしっかりと見せていくことも、社会貢献活動の大切な要素の一部だと感じる、動画でした。(ぜひ、このブログ読んでくれている人は見てほしいです)