NPO法人つなげる

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【#非当事者から見える景色】多胎以外を支援しないわけじゃない

今年の1月に実施した『多胎アンケート2021』の公表資料内で、「多胎育児とは無縁な方もいるかもしれませんが、多胎育児環境が変わることは、単胎育児環境にもつながりますので、ぜひ多胎支援活動へのご協力どうぞよろしくお願いします。社会全体で、育児環境をより良いものにしていきましょう。」という文章を一番最後に記載しました。

また、NPO法人つなげるの設立趣旨書内では、「ママパパの体力的精神的な負担を軽減し、こどもが外出できる回数を増やし、外出できることで機会の平等を与え、こどもの健全育成を図る活動につなげていきたい」と言及しました。「子育てを、みんなで育てよう」の合言葉通り、多胎育児だけにターゲットを置いているわけではないです。育児負担軽減を広く叶えたいし、その影響が子ども自身の成長に大きくつながってもらいたいと願っています。

双子や三つ子など多胎児を育てるご家庭を軸に、育児に関わる問題に向き合っています。それは多胎育児特有の問題であることもありますが、多くは『多胎』というテーマではなく、いろんな家庭環境・個人的な事情が複雑に絡み合って発生している問題だと思っています。

すでに子育て支援で多くのサービスや活動があり、それ自体が多胎育児に展開できるケースもあるだろうし、そこでの知見をカスタマイズすることで新たなサービスが産まれる可能性もある気がします。そして、多胎でカスタマイズしたサービスが、また違うカテゴリーの育児環境に適用できるケースもあると思います。

10月から、NPO法人つなげるは新年度になるのですが、9月末までの1年間で自団体のサービス体制を構築できた捉えるとしたら、次の1年ではより広く・深く支援の手を届けられるように、志を共にできる連携団体が増えていくことも大切だろうなと考えています。

「双子・三つ子はよくわからないから」「多胎支援しているけど、それは対象外だから」ということではなく、より広い視野を・より柔軟な創造力を持つ連携団体・企業さんとワクワクする未来を描く活動もしていきたいなと思った1週間でした。