【#非当事者から見える景色】伝えることの難しさ
2021.10.29
「解決策が欲しいわけじゃないんだよ」「そのときの情景をいっしょにイメージして、しんどさや困難さを共有して、同じ立ち位置になって欲しいだけなんだよ」って、今日もアドバイスもらいました。
ここ最近は、双子・多胎育児の現状をどう伝えることができれば、いろんな人に理解してもらいやすいんだろうかと、考えることが多いです。
伝えたいことが何かを考えるときに、どうしても問題・解決策をキチンと整理した上で、ちゃんとした言葉で・スムーズな流れで伝えたいなっていう思考に。。。
多胎育児をしながら、家事や仕事もしている人たちには時間がない。そんなことを想像すればするほど、わかりやすい言葉で端的に伝えられるようにできないかという考えで、頭がいっぱいになってきます。
そうなったときに、冒頭のような言葉にいつも立ち戻らせてくれるのが、当法人の代表です。
どうしてもキャッチーな言葉だったり、理路整然としたストーリーで、キレイにまとめたものを皆さんに届けたかったりするけども、育児の現場にそんなキレイごとは一切ないし、何よりもそんなにわかりやすい解決策だけで、クリアできる問題なんてないですよね。
と当たり前なことを、文章で書いていて恥ずかしいのですが、自分の戒めのためにも残しておこうかと。
NPO法人つなげるが大切にしている、傾聴・その人らしさ・寄り添いっていう部分は、多胎育児の現状を伝えるときにも意識していくべきポイントだよなと思います。
1問1答みたいな答えありきな情報提供ではなくて、その人だから感じたことをその人らしい言葉で聞きながら、「いまの自分だったら、これからの自分だったら、どうなるんだろう」と想像をさせられるような情報提供を心がけていかなきゃなと。