NPO法人つなげる

Blogブログ

【大阪多胎プロジェクト2022】ピアサポエッセイ「気付けば夕暮れ」ココナツ

NPO法人つなげるでは、大阪府の令和4年度「NPO等活動支援による社会課題解決事業」として、『コロナ禍の多胎妊産婦支援 – 大阪650組の双子や多胎児ママパパをつなげるプロジェクト -』を実施します。

このプロジェクトは、『育児を、みんなで育てよう』を合言葉に、双子や三つ子などの「多胎児」の妊婦さんや子育て中のママパパ、養育される方々の“孤育て”を防ぎ、「つながりづくり」「情報提供」をサポートしていくものです。

プロジェクトの柱は3つ。
①オンライン交流ひろばの運営
②多胎プレパパママ教室および両親学級の開催(オンライン)
③多胎ピアサポーターの養成

今回のエッセイは、①オンライン交流ひろばの運営 にまつわるものです。

 

「気付けば夕暮れ」

双子が4ヶ月頃、
「電気も付けずにどうしたん?」
と、おかずを持ってきてくれた母に驚かれました。

この頃は特に黄昏れ泣きが酷く、双子用授乳クッションで二人を抱えて授乳し続け、ようやく寝たと思っても少しでも動かすと起きてまた泣き出してしまうので、ただひたすらじっと動かず静かに過ごしていて、気付けば暗やみの中にたたずむ・・正に社会から孤立しているという感じだったと思います。

そんな様子を心配し母が電気を付けながら声を掛けてくれると、部屋だけでは無く心もパッと明るく光が灯るような感覚があったのを今でもよく覚えています。
そして、何気ない会話や今日もいっぱい泣いてたよ・・なんて話をしながら
「やっと大人と会話した。」
「声の出し方忘れそうよ。」
と、呟いていました。

このふたごのひろばプロジェクトは、スマホ一つですぐに大人と喋る事が出来ます。
赤ちゃんが寝ていたり管理入院中などで声が出せない状況でもラジオのように聞いたり、チャットでお話ししたりすることも出来ます。
同じ多胎妊娠や多胎出産を経験している方達と似たような悩みやあるあるを共有したり、地域の子育て支援情報を交換したり、ちょっとしたことでもお喋りすることでパッと明るく光を灯せる場所になると思っています。

私達ピアサポーターともお喋りしに来てくれると嬉しいな♪
どうぞよろしくお願いします。

つなげるピアサポーター ココナツ
(5歳双子)