【大阪多胎プロジェクト2022】ピアサポエッセイ「ふたご手帖との出会い」るみるみ
2022.07.14
NPO法人つなげるでは、大阪府の令和4年度「NPO等活動支援による社会課題解決事業」として、『コロナ禍の多胎妊産婦支援 – 大阪650組の双子や多胎児ママパパをつなげるプロジェクト -』を実施します。
このプロジェクトは、『育児を、みんなで育てよう』を合言葉に、双子や三つ子などの「多胎児」の妊婦さんや子育て中のママパパ、養育される方々の“孤育て”を防ぎ、「つながりづくり」「情報提供」をサポートしていくものです。
プロジェクトの柱は3つ。
①オンライン交流ひろばの運営
②多胎プレパパママ教室および両親学級の開催(オンライン)
③多胎ピアサポーターの養成
今回のエッセイは、②多胎プレパパママ教室および両親学級の開催(オンライン) にまつわるものです。
「ふたご手帖との出会い」
私がふたご手帖を手に取ったのは、ふたごの小学校入学が見えた冬のことでした。
なぜこの時期になったかというと、どうしてもこの手帖を見る勇気がなかったから。
この手帖には、ふたご身長曲線が載っているということも知っていたのに。
わが家のふたごは、2,000g少しで産まれました。
多胎妊娠や育児に対する情報に全くリーチできなかった私。
出産した病院では、特に何も言われず退院。
そのうち、検診に行くと、母子手帳の身長グラフを指され、「小さいですね」と言われるように。
その場で踏み込んで質問したこともありますが、実質回答はありませんでした。
私自身も1,950gで産まれ、その後、身長が追いついた経験などから、こども達は、様子見を取っていました。
そして年中さんのある日、信頼している幼稚園の保健の先生から、ひとりの身長についてお話があり、その後、園医さんの元を訪ねることに。継続して様子を見ようねということになりました。
この結果が出たところで、やっとふたご手帖を取り寄せ、おそるおそる中を見てみました。
早く出会えればよかった。
出会っていれば、何気ない専門家の一言の受け止め方も違っていただろうし、何気ない身長のお話にドキドキすることもなかったんだなと、思っています。
今回の大阪プロジェクトでは、対象の方にふたご手帖のお届けも。
たくさんの多胎プレママさんたちに、この手帖が届きますように
つなげるピアサポーター るみるみ
(6歳双子)
↓ふたご手帖プレゼント申込