【大阪多胎プロジェクト2022】ピアサポエッセイ「プレパパママ教室で伝えたい 多胎の妊娠出産育児のこと」ANNA
2022.07.18
NPO法人つなげるでは、大阪府の令和4年度「NPO等活動支援による社会課題解決事業」として、『コロナ禍の多胎妊産婦支援 – 大阪650組の双子や多胎児ママパパをつなげるプロジェクト -』を実施します。
このプロジェクトは、『育児を、みんなで育てよう』を合言葉に、双子や三つ子などの「多胎児」の妊婦さんや子育て中のママパパ、養育される方々の“孤育て”を防ぎ、「つながりづくり」「情報提供」をサポートしていくものです。
プロジェクトの柱は3つ。
①オンライン交流ひろばの運営
②多胎プレパパママ教室および両親学級の開催(オンライン)
③多胎ピアサポーターの養成
今回のエッセイは、②多胎プレパパママ教室および両親学級の開催(オンライン) にまつわるものです。
「プレパパママ教室で伝えたい 多胎の妊娠出産育児のこと」
我が家の双子はこの春小学生になりましたが、今でも、産婦人科で双子妊娠を告げられた時のことははっきりと覚えています。
私は助産師をしているため、真っ先に頭に浮かんだのは、長期入院の妊婦さんやNICUの小さな双子ちゃんたちのこと。
リスクを知っているからこそ不安でいっぱいになり、妊娠中は一日一日を祈るような気持ちで過ごしていました。
旅行や運動をしながらマタニティライフを満喫している単胎妊婦さんをみて、どうして自分は…と落ち込むこともありました。
でも、双子が元気に産まれてくれたのは、リスクや対処法を知っていたおかげ。
そして、いつ何が起こってもきっと大丈夫と信じることができたのも、NICUの双子ちゃんたちの姿を知っていたからです。
これからは、私がそれらのことを多胎妊婦さんたちに伝えていきたいと思っています。
多胎妊婦さんとそのご家族には、ぜひプレパパママ教室に参加して、多胎の妊娠出産育児が単胎とどのように違うのか、正しい知識と情報を知り、心と身体の準備をしてもらえたらと思います。
ママのがんばりだけでは防ぐことのできない早産などのトラブルもあります。
事前に知っておくことで、ママたちが自分を責めずに、育児を楽しんでもらえたら嬉しいです。
多胎の妊娠出産育児は、本当に大変ですが、それ以上に喜びや幸せがいっぱいです。
プレパパママ教室を通して、これから多胎を出産されるご家族に笑顔が増えますように。
つなげるピアサポーター ANNA
(6歳双子)
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