【ふたごつなげるカーニバル】1人だけを自転車でスイスイ行くお母さんをうらやましく思った
2021.03.24
私が今あっていいなと思うものは『ふたごじてんしゃ』です。
我が家が双子 の幼稚園選びをしている時、とても魅力的な幼稚園と出会いました。しかしその幼稚園は我が家からは少し距離があり、園区外であったため園バスの通らないところでした。なので、その幼稚園に通うとなると毎日送迎が必要となりますが、昔ながらの住宅街にあるため道路も狭く、駐車場もわずかしかないため原則自動車送迎禁止 、 使用するには事前申請が必要であるということでした。
当時の我が家の移動手段は自動車か徒歩双子ベビーカー だったので すが、とても子どもの足で徒歩通園できる距離ではなく、この幼稚園ではなく、歩いて行ける近くの幼稚園に行くしかないかなぁと諦めていました。たまたま、この幼稚園の園長先生が双子の親であったため、特別措置として条件付きで自動車送迎を許可していただき、とりあえ ず月1回のプレ幼稚園に通うことになりました。
しかしとにかく道が狭く、対向車が来るとどちらかがすれ違いができるところまでバックしなければならなかったり、何回か切り返しをしないと幼稚園に入っていけない曲がり角でせっかくの新車を擦ったりと、月1回通うだけにも疲弊してしまい、子ども1人だけを自転車に乗せてスイスイ去って行くお母さんをうらやましく思ったり、「これを毎日3年も続けるのは 無理だ。年長まで双子を乗せられる自転車があったらいいのに 」と思っていました。
なので、 『ふたごじてんしゃ』 というものの 存在を知った時には 「 もっと早く出会えていたら 」 と 強く思ったことを 今でも 覚えています。結局夫の転勤でこの幼稚園に通うことはできなくなりま したが、当時転勤がなかったとしても、あのまま年長まで自動車送迎をできただろうか?いや、その前に園長先生が特別に許可してくださらなければ本当に通わせたいと思った園に通わせることを諦めなければいけなかったのではないだろうか?と思うと、今『ふたごじてんしゃ』というツールがあることで多胎家庭の選択肢が増えること、可能性が広がること にとても魅力を感じます。
「多胎だから・・・」と諦めることも少なくない多胎育児の中で、その『増えた選択肢』や『広がった可能性』がたくさんの親子の笑顔に つながっていくのではないかと思っています。
つなげるピアサポーターあさみ
小1双子女子、1歳9ヶ月女子