【ふたごつなげるカーニバル】自分たちの世界に色がついたような感覚
2021.03.24
「私だけいつもおんぶに抱っこ移動、、、」
「私だけ他のママたちのように話せない、、、」
「私だけ気軽に外に行けない、、、」
双子が赤ちゃんの時期、私はそんな「私だけ」の気持ちをたくさん抱えていました。ベビーカー拒否だった双子を連れての移動は、いつもおんぶに抱っこ。体がきつくなり段々と家に引きこもりがちになりました。
双子と3人で家にばかりいる日々はまるで世界に自分たちしかいないような感覚になりどんどん私の心は閉ざされていきました。
このままではダメになる、、、
そう思い意を決して久々に行った児童館で、近所に住むママが声をかけてくれました。
「大人の手が足りないよね。おんぶするの手伝うよ」その言葉にどれほど救われたか分かりません。その後も積極的に相談に乗ってくれて、私はそこで社会と繋がることができ、やっと自分たちの世界に色がついたような感覚でした。
そして気づいたことがあります。
移動がしづらい、という物理的なことがすべての原因だと思っていたけれど「人と話せない」ということで孤独が私を覆っていたのだと。孤独を抱えたままでは感じられないものがたくさんあり、その孤独を溶かしてくれるのが、相談できる人の存在だと思います。
今回、大田区の地域セークルやつなげるピアサポメンバーが参加することで、同じ多胎ママであることで安心してお話できる機会になればと思います。
同じ境遇だからこそ寄り添えることがある。少しでも多胎家庭が感じている孤独を和らげることができたらいいなと思います。
つなげるピアサポーター nana
(3歳女の子の双子)