【#非当事者から見える景色】多胎支援にもいろいろな関わり方がある
2021.08.21
『3つのつなげる』という言葉が、セオリーオブチェンジ(TOC)を考える前から、頭の中にありました。多胎ママ同士をつなげる、困難を抱えるママと有益なサービス/グッズをつなげる、先輩ママと後輩ママをつなげる、の3つです。自分自身、当事者でもなんでもないので、完全に理解できていないとは思うのですが、「自分しかこの苦しみがわからない」と孤立していくのはしんどいだろうし、良いもの/人に出会い救われたときの感動は格別だろうし、自分と同じ問題を抱えないようにと育児をしながら支援側にまわるのはすごくパワーがいることなんだろうなって。
でも、それぞれの物事がつながっていくことこそが、問題を解決するためには必要不可欠で、そこにはいろいろな関わり方があると思っています。
NPO法人つなげるには、つなげるピアサポーターという方々が30名ちょっと在籍しているのですが、基本育児真っただ中の人ばかりです。多胎支援やNPO法人つなげるに興味関心を持ってもらえるだけでも嬉しいことなのに、「活動になかなか時間を割けなくて申し訳ない」というチャットを見ることもしばしばあります。そんなとんでもない。活動に時間を割いているから「すごい・偉い」でもないし、活動できていないから「ダメだ・あの人は仲間じゃない」とかってのは絶対にない。
NPO法人っていうのは特にいろんな関わり方がしやすい組織なんじゃないかなって個人的には思っていて、活動メンバーになる人・会員となってくれる人・寄付をしてくれる人・助成団体として支えてくれる人・プロボノで関わる人などなど、たーくさんの関わり方があります。そして、現代でいうならSNSで情報をシェアしてくれる人も、関わり方のひとつです。
そんないろんな関わり方があって、ノルマも制約も押し付けられるのではなく、自ら望んで実施する活動なのだからこそ、自分ができること・やりたいことをやりやすい環境を整えていかなきゃなと思っています。9月末で4期目が終了し、10月からは新年度となります。よりオープンで、いろんな人が関わりやすい組織になり、多胎支援にたくさんの『つなげる』をつくれるように準備中です。