NPO法人つなげる

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【多胎ママパパ1,000人会議】を前に

(上記の画像から、3/10『多胎ママパパ1,000人会議』のYouTubeリンクにジャンプ)

 

わたしたちNPO法人つなげるは、法人自体は2018年6月と設立してから日はまだ浅いですが、双子・三つ子など多胎に関する活動をはじめたのは2011年にさかのぼります。

代表の中原が自身の双子を出産したのが2010年、第一子の子育てと双子の第二子・第三子の子育てとのギャップに、身体的にも精神的にも追い込まれ、まさに当事者として苦悩してきました。

そんな子育ての苦悩と自分自身のありたい姿とのギャップの中、「お出かけがしたい、長男のときと同じように外の景色を一緒に楽しみたい」という想いを強く抱き、『ふたごじてんしゃ®︎』という日本で唯一の未就学児を2人同時に乗せることができる3輪自転車を企画・開発し、2019年には販売開始もしました。

ただ、その『ふたごじてんしゃ®︎』の活動の中で、数多くの双子・三つ子のママと出会い・直接会話をしていく中で、「お出かけができるツールだけではなく、人の心を支えられるサービスもなければならない」「多胎育児は虐待死が単胎育児(=ひとりの子供を育てる)と比較して、2.5−4倍にもなっているという現状を、自分の世代で止めなければならない」という強い想いから、NPO法人つなげるの設立に至りました。

設立当初は、多胎支援を実施している団体や責任者に対して、各地域でそれぞれの活動がしやすくなるための活動にフォーカスをあてていました。しかしながら、大きく舵を切るきっかけになったのは、新型コロナウイルスによる社会状況の一変でした。

今回後ほど説明を行うアンケートとはまた別に、2020年4月に「新型コロナウイルス:ふたごを育てる家庭の困り事」というアンケートを実施しました。その中で、コロナ禍において、社会とのつながり・人とのつながりがますます希薄になってきているという実態を把握し、オンラインサービスの整備・実施を加速化させております。具体的には、LINEオープンチャットを活用した「ふたごのへや」、週に平均2回ZOOMを活用した「おしゃべりのへや」です。いずれも、自身も双子・三つ子を子育てしている多胎ママによるピアサポーターに支えてもらい、運営を実施できています。

オンラインでのコミュニケーションをしていく中で、多岐にわたる多胎育児においても特に重大な問題と感じているのが、『睡眠不足』と『地域資源が上手く活用されていない』のふたつです。「わたしが寝る時間をつくるために、お金を払って育児サービスを使うのは、もったいない」とあるママは言います。そういった意識を、ママ自身にも、そして周りにいるパパやご家族に変えていかなければ、この『睡眠時間の確保』『地域資源の有効活用』という課題はクリアできません。

本日の『多胎ママパパ1,000人会議!』を通して、「あなたが寝る時間を確保するために、育児サービスを使うことはとても大切なことで、あなたの子供たちにとってもとても良いことなんだよ」ということを多くママ・パパ・養育者の方に伝えたいです。

最後となりますが、わたし自身は双子・三つ子のパパではありません。代表の中原と出会い、数多くの多胎ママと出会い、「多胎育児の問題」を直に触れてきました。当事者ではない私は、多胎に関して完全な理解を得ることができないかもしれませんが、何もできないわけではありません。「多胎育児の問題」を解消していくためには、当事者ではない方々のご支援・ご協力が絶対に必要だと強く感じます。

各地域で育児支援をされている保健師さんなどの自治体職員のみなさま。社会状況に応じた施策を立案される国会議員の方・地方議員の方々。育児グッズやサービスを提供する営利/非営利団体の方々など、いろいろなジャンルの方々から、たくさんのご支援・ご協力を仰ぎながら、多胎支援の活動を続けて参ります。

多胎というのは、出生数の1−2%ほどなので、この問題がクリアできたとしても社会全体のインパクトは少ないと感じるかもしれません。ただ、多胎育児において地域資源の活用がされる社会になるということは、そのほかに支援を求めている子育て家庭にもサービスを届けられる社会になっているはずです。

繰り返しにはなりますが、全国各地の多胎支援団体およびNPO法人つなげるの活動に、どうかご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いします。

2021年3月10日
大野祐一

 

<双子・三つ子多胎育児実態アンケート の集計結果>
(下記の画像からリンクへジャンプします)

 

 

<NPO法人つなげるの活動へのご支援お願いします>
(下記の画像からリンクへジャンプします)